●水分量が重要!
皆様こんにちは。
サービスの佐藤です。
今回は点検時によく質問されるブレーキ、クラッチフルード(オイル)の交換時期についてのお話です。
まず、ブレーキフルードとクラッチフルードは同じ物なんです。
ブレーキフルードの成分はグリコール系が主流ですが
これは使用していると水分を吸収してしまいます。
フルードは水分を吸収してしまうと沸点(沸騰する温度)が低くなってしまうんです。
フルードの種類によりますが
新品(水分量0%)は沸点が280℃ぐらいですが
水分量が4%になると沸点が150℃になってしまいます。
強いブレーキを多用するような走行をすると
ブレーキ装置に高熱が発生してしまい
フルードが150℃近くまであがってしまう事があります。
そうなるとフルードが沸騰して 気泡が発生してしまいます。
気泡が発生してしまうと ブレーキがフワフワしたりスカスカになってしまい
とても危険です。
一般的に水分量が3~4%以上あると交換時期と言われています。
フルードは水分量が重要なんです!
水分の吸収は車両の使用状況、保管状態によってかわりますが
当店では使用1年で交換をお勧めしています。
そこで、点検作業では実際に水分量を測定し
交換時期かどうか判断しています。
これが測定器です。
このランプで水分量がわかります。
これは交換時期ですね。
新品のフルードに交換して測ってみました。
点検作業ではお客様により安全に 安心して車両に乗って頂く為に
このような点検も行っています。
サービス 佐藤